裏技
その七

ホントにあったキャッシング詐欺の手口

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ホントにあったキャッシング詐欺の手口

この記事の内容

事件ファイルNo.1

※キャッシング事件簿シリーズの掲載開始に伴い、この事件の詳細も改めて書き下ろしました。
事件簿その壱 複数の人間になりすまし消費者金融から金をまきあげた男

ちなみにこれは15年ほど前の事例です。
今回の主人公を仮にAと呼ぶことにします。

・Aは勤めている会社の社員名簿を使って同僚の住所を確認し、同僚の名前を使って消費者金融に来店不要のテレホンキャッシングで申込みをしました。

同僚なのでもちろん勤務先もわかっています。
申込みの際、Aは電話番号のみ自分の携帯電話番号で申込みをしました。
ここがポイントなのですが、

・消費者金融は申込みを受けて信用情報をチェックしますが、携帯電話の番号が違っていても実際に変わる人も多いので、あまり違和感を感じることはありません。
・Aは、消費者金融へ本人確認書類を提出することを求められた際、自分の健康保険証をコピーして、そこの名前と保険証番号を打ち換えました。このあたり多少の技術は必要かもしれませんが、本物を見せるのでなければ番号を並び替える等は難しいことではありません。素人でも加工は可能だったでしょう。当時はFAXで提出できたので、画像は鮮明ではありません。コピーして加工した画像をさらにぼやかすためにあえてFAXで送ったのでした。
(免許証番号や保険証番号は信用情報機関で共有されていますが、ほとんどの人が保険証ではなく、免許証を提出するので、保険証番号をいじってもバレにくいということがあります。)
・勤務先での在籍確認は、本人が直接電話に出なくてもOKとしている消費者金融がほとんどです。同僚なので席を外している時間帯もわかります。その時間帯に在籍確認を取るように依頼したのです。
・融資は銀行振込みで行われることになります。かつての銀行は、大した本人確認もせず簡単に口座を作成することが出来たので、同僚名義の銀行口座を作成し振込みをさせます。
・Aはアパートの空き部屋か、空き家になっている借家を見つけて、そこの部屋に同僚の「転居届」を郵便局に出しました。(ポストに投函して出します。)後日、郵便局員が現地訪問で居住確認を取ることがあるので、勝手にその空き部屋に表札をつけておいたようです。
・消費者金融から契約書類が空き家に届いたら、一応記入して送り返します。消費者金融は契約書類の返送があれば、しばらく詐欺に気づくことはありません。
(ちなみにこの事件はAが返済もきちんと行っていれば、何年もバレずにこちらも気が付かないところでした。)

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