裏技
その七

ホントにあったキャッシング詐欺の手口

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ホントにあったキャッシング詐欺の手口

キャッシング詐欺の手口を公開する理由

ひと昔前の消費者金融では、第三者や架空の人物になりすまして、お金をだまし取る手口の詐欺がちょこちょこ発生していたものですが、最近では各金融機関の「本人確認」が非常に厳しくなっているので、この手の詐欺はかなり減ってきています。

そこで今回は、消費者金融で実際にあった詐欺の手口を完全公開したいと思います。これは裏技というよりも、完全に御法度の詐欺の手口です。

なぜ公開に踏み切ったかといえば、「はじめに」でも記載したように、こうしたことに皆さんが巻き込まれることがないようにという社会的見地からです。

善良な皆さんは、決してこの方法を逆手にとって悪用したり、本気で実行することがないようにあらかじめお願いしておきます。

身内になりすますのは素人

他人になりすまして借入れするのに一番簡単なのは、身内になりすます方法です。

例えば親子、兄弟であれば、生活状況や人物像をよく知っていますし、免許証、保険証などの本人確認書類も手に入れやすいということがあります。
しかし身内になりすました場合は、バレた時に家族に大変な迷惑がかかります。

通常に審査を受けて借入れした場合であれば、消費者金融も貸金業法の範疇の規制を守って、取り立てをしますし、乱暴な取り立てがあったとしても、行政に訴え出ることも出来ます。

しかし詐欺でお金を騙し取ったのであれば、自ら訴え出ることがなかなか出来なくなってしまいます。それを知っているので、消費者金融もかなり強行に出てくる可能性があります。
また身内の縁というものは、切っても切れないものなので、家族から足がつく可能性が高く、結果、失敗する可能性が非常に高いのです。

「プロ」は身内になりすますような安易なことはしません。
全く自分とは関係のない、第三者か、架空の人物になりすますのです。

では実際の手口を解説していきましょう。
私が実際に被害にあった消費者金融から聞いた手口は、次のようなものでした。

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