カードローンとはどんな商品なのか

お金を借りるために、あの手この手を探してこのサイトにたどり着いた方には、語る必要もないとは思いますが、興味本位で読んでいる読者の中には「そもそもカードローンって何??」という方もいるかもしれません。
一度、「カードローン」について整理しておきましょう。

カードローンの定義

世間では同じような個人向け無担保融資のことをカードローン、キャッシングなど様々な言い方をしています。
またお金を貸す金融機関も、銀行、消費者金融、クレジットカード会社、信販会社と様々ありますが、どこからの借入れをカードローンと呼ぶのでしょうか。

カードローンという言葉の定義は各金融機関によって微妙に異なっていますが、一般的には、
「金融機関が発行するカードを利用して、あらかじめ定められた利用限度枠の範囲で、CD、ATMなどからお金を借りるスタイルのローン」
のことを指します。
そしてカードローンは通常、次のような特徴を備えています。

●返済方法
定められた金額の枠で、自由に出金と入金を繰り返す「リボルビング契約」が一般的

●資金使途
利用する目的は「自由(フリーローン)」が一般的

●保証人等の有無
担保や保証人は不要なのが一般的

カードローンのこのような契約方式は、平成5年に大手消費者金融アコムが無人契約機(むじんくん)を導入したことに端を発する、無人契約機ブームのころから一気に世の中に浸透しました。

また、銀行が提供している個人向け無担保融資のことを、消費者金融と区別して、特に「銀行カードローン」と呼んでいますが、消費者金融よりも低金利なのが特徴です。

最近では、カードローンの発展形として、カード発行をせず、専用のスマホアプリ等を用いて、CD、ATMから入金、出金が出来る「アプリローン」も大手消費者金融を中心に開発されています。

カードローンとキャッシングの違いとは

「カードローン」と似た言葉に「キャッシング」があります。
通常、「カードローン」とは、銀行や消費者金融が発行するカードを利用してお金を借りることを指します。
対して「キャッシング」とは、クレジット決済機能の他に現金融資機能を備えたクレジットカードからお金を借りることを、カードローンと区別して特にそのように呼んでいます。

●カードローン取扱い業者:銀行や消費者金融
●キャッシング取扱い業者:クレジットカード会社、信販会社

といったイメージです。

しかし、これはあくまで世間一般の慣例でそのような区分けをしているだけで、中にはこの二つの言葉を特に使い分けせずに同義語として使っている人もいますし、厳密には言葉の定義ははっきりしていません。
そのため、カードローンでもキャッシングでも呼び方にあまりこだわる必要はないでしょう。

但し、クレジットカードはもともとクレジット決済によるキャッシュレス・後払いが主な機能で、キャッシングはあくまで補助的な機能です。クレジットカードの「キャッシング」機能は、サービス面や利便性では、銀行や消費者金融の「カードローン」に劣っています。

そのため、長期的な利用を検討しているのであれば、銀行や消費者金融の「カードローン」を選択することをおすすめします。

【銀行カードローンと消費者金融の違い】

同じ、カードローンであっても、銀行と消費者金融等の貸金業者とでは適用される法律が異なります。
分類すると以下のようになります。

●消費者金融、クレジットカード会社、信販会社
・・・貸金業法が適用
●銀行
・・・銀行法が適用

両者の一番の大きな違いは、貸金業法が適用される場合は、「総量規制」によって、原則、年収額の3分の1を超える貸出しが禁止されていますが、銀行法にはそのような法律上の規制はないことです。

そのため、銀行カードローンは、「総量規制が適用されない」ことを売りにして、貸金業法が完全施行された2010年前後から、消費者金融に代わる新たな受け皿として、急激に融資残高を伸ばすようになり、2016年3月にはついに、消費者ローンの融資残高で貸金業者のそれを上回るまでになりました。
しかし、その後、過剰融資が問題視されるようになり、2017年9月より金融庁による検査も実施され、現在は各行自主ルールを強化しているので、「総量規制が適用されない」などの文言を宣伝に使うことも禁止されています。
消費者向け融資自体も自粛傾向です。

カードローンのメリット・デメリット

カードローンのメリットにもデメリットについては具体的には以下のようなものがあげられます。

メリット

・簡易な審査で融資実行までのスピードが速い。
・必要な時に必要な金額だけ利用することが出来る。
・完済しても「包括残高0円」としていつでも限度枠内での引き出しが可能。
・分割返済なので月々の負担が軽い。
・2010年6月18日の改正貸金業法施行によって上限金利が引き下がった。
(元本10万円未満:20.0%、元本10万円以上100万円未満:18.0%、元本100万円以上:15.0%)

デメリット

・簡単に繰り返し引き出し出来るため借入れがなかなか減っていかない。
・月々の分割返済金が低いためなかなか借入れが減っていかない。
・手軽に借入れ出来るため、個人の返済能力を超えて複数の会社から借入れをしてしまう多重債務に陥りやすい。
(但し改正貸金業法により。貸金業者は年収額の3分の1を超える貸出しは禁止されています。)
このようにカードローンは、利便性の高さと危険性が背中合わせになっています。
そのため一見便利ですが、返済に関しての十分な計画性を持った利用が求められます。