裏技
その拾四

夫の名義で勝手に借入れする方法

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いまだに減らない夫名義で借りる妻たち

妻が夫名義で勝手に借入れをしていたというようなことは昔からよく聞く話ですが、カードローン会社の本人確認が甘かった昔ならまだしも、本人確認が厳格化しているこのご時世、はたしてそんなことが可能なのでしょうか。

実はいまだにカードローン会社の本人確認を上手くすり抜けて、夫名義で借入れしている妻たちがいます。否、消費者金融が無職無収入の専業主婦に融資をしなくなったため、ひそかにそのような借入れが増えているとの話もあるくらいです。

はたして彼女らはどんな手口で借入れしているのでしょうか。
今回、その手口に迫ってみました。

用意するもの

妻が夫名義で勝手に借りるためには、少なくとも以下の情報や書面、人物を用意することが必要です。

1.夫の氏名、生年月日(干支含む)、住所、勤務先の情報
2.夫の他社借入れ情報
3.携帯電話
4.夫の免許証、保険証などの本人確認書類
5.夫の源泉徴収、給料明細などの所得証明書
6.夫名義の銀行口座
7.人物

ひとつづつ説明していきましょう。

1.夫の氏名、生年月日(干支含む)、住所、勤務先の情報

配偶者である妻なら知っていることがほとんどなので、これは楽々クリア出来そうです。
尚、本人確認では生年月日の他、干支、実年齢まで確認されることがあります。
咄嗟に聞かれると意外と出てこないものなのであらかじめメモをしておきます。

2.夫の他社借入れ情報

カードローンの申し込みをする際、申告が求められますが、わからなければ申込みの段階では借金は0件の0円で申告しても問題ありません。
但し、これから申込みをしようとするカードローン会社は、夫が借入れしていない会社でなければなりません。

3. 携帯電話

夫が所有している携帯とは別の携帯電話が必要です。
最悪、妻自身の携帯電話でも大丈夫です。
但し、これから申込みしようとするカードローン会社のデータに、妻の携帯として登録されていないことが条件です。

4. 夫の免許証、保険証などの本人確認書類

配偶者である妻なら、夫の財布からちょっと拝借して、写メを取るくらいのことは出来そうです。

5. 夫の源泉徴収、給料明細などの所得証明書

配偶者である妻が保管している家庭が多いのでそれほど困難ではないはずです。
また市町村で発行可能な「所得証明書」であれば、同居の配偶者であれば、本人でなくても簡単に発行する市町村がほとんどです。

6. 夫名義の銀行口座

これも配偶者である妻が管理している家庭が多く比較的簡単に用意出来るようです。

7.人物

これが肝心なところですが、夫になりすます人物が必要です。
夫が知らない友人、知人に頼むことも出来ますが、そこまでしたら、万が一夫にバレた時には、「不貞」まで疑われ離婚問題になることは必至です。
このような最悪の事態を想定すると身内に頼むのがベストです。
親、兄弟、親戚、子供あたりが定番でしょう。

最大の難関は在籍確認

さて、これだけのものが用意出来れば理論的に申込みは可能です。
後日、カードローン会社から書留などで送られてくる契約書類など郵送物も、妻であれば受け取ることは可能なはずです。

但し、ここからが最大の難関です。
それは勤務先での在籍確認です。
カードローンのキャッシングでは、勤務先に直接電話して在籍確認をとっている会社が多くあります。
まずはカードローン会社に、勤務先にバレたら困るので、こちらが指定した時間以外に勝手に会社に電話しないように念を押しておきます。

肝心の在籍確認については、夫が内勤ではなく、外回り営業、ドライバーなどであれば第三者で難なく在籍確認は取れますが、事務所に内勤の場合は直接、電話口に夫が出れば、直ぐにバレてしまうことになります。

そこで、ワル妻たちはわざわざ夫が会社にいない日時を指定して在籍確認の電話をしてもらっています。中には在籍確認の時間帯を夫の昼休憩の時間にあわせ、その時間に用事を作ってわざわざ夫を呼び出すという念の入ったことまでする妻もいます。

ワル妻とカードローン会社の騙しあい!?

このようにまとめみると、夫になりすまして借入れするのは、案外簡単に出来ることがわかると思います。
そのため、夫名義で勝手に借入れする妻はいまだ後を絶たないわけですが、これは実のところカードローン会がある意味、黙認しているところもあるからなのです。
なぜかというと、身内になりすました債権は回収出来る可能性が高いからです。

私の経験でも、同じ「なりすまし」であっても、第三者になりすまされたものがほとんど回収不可能なのに対して、身内になりすまされたものは9割の確率で回収出来る印象があります。
第三者になりますような人は最初から踏み倒すつもりの輩が多いのに対して、身内になりすました人は、その身内に迷惑がかからないように返済はきちんとしていこうとする人が多いということがあるからです。

また、カードローンの回収担当としては、そのような債権がもし返済が滞ったとしても、夫になりすまされたことを逆手にとって、
「チャッチャと払わんと夫に全てバラしてまうど!」くらいのことを、怪しげな関西弁でカマしておけば返済の優先順位を上げることくらいは楽勝なのです。

このようにまんまと騙したつもりが、先方は全てお見通しで、騙されたふりをしているだけということもあるので、くれぐれもご注意下さい。

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